行政について、
私の知りたいことは、あなたが知りたいこと。
あなたの知りたいことは、みんなが知りたいこと。
というわけで、情報公開制度ですが、 行政上さまざまな専門用語があります。なぜ一般的じゃなく特殊な言葉を使うのか。を考える前に、ひとつひとつ覚えていかなければなりません。といっても、何回聞いても、何回書いても覚えられないんです。例えば、「決算書」の数字の前に、ときどき△マークが付いています。なんと読むかわかりますか。一般的には、予算オーバーということです。「さんかく」とか、「うろこ」と読みます。
起案用紙に書かれる伺い書、支出命令書ってわかりますか。行政内部でどんな計画を立てて実行するにも、通称「伺い」を作って、数々の判子を経て、公務となります。「あの伺いできたかぁ」「作成中なんです」「そうかぁ」と感じで、日常言葉です。支出命令書は伺いが通ったあと、出納に行きます。と言葉をいいかげんにしましたが、出納が係なのか、課なのかを忘れたためです。
だいたい今は、「平成8年度 決算書」を見て、疑問を見つけていこうとしています。これはすぐに閲覧できますが、広辞苑よりちょっと薄いぐらいのまとめです。細かなわからんことは、原課の方が来てくださって、説明してくださいます。初めから最後までわからない訳ですが、今日、目に付いたのが、課長代理宿泊研修講師謝礼 349000円です。大きいですね。ひとかたに40000円、一時間半分。もうひとかたに309000円、一日半分です。
私は課長ということからわかりません。第一、市役所がどういう成り立ちであるのか、全職員は何名ぐらいいるのかご存知ですか。
1221名は今の職員総数です。大東市の人口が13万人ですから、およそ市民100人に一人は市の職員ということですね。
市長、助役、収入役、理事、部長(室長)、次長、課長、課長代理、主幹、係長、主査、一般職員、一応のこの序列ですが、統括参事、上席主幹、上席主査も、これらの間に入ってきます。
さて、課長代理宿泊研修ですが、毎年行われているわけではありません。だいたい三年に一度です。平成7年度は、課長宿泊研修。今年度は、係長宿泊研修だそうです。課長代理やら、宿泊研修とは、さっぱりなんのことかわからないので、聞いてみることにしました。
人事課の研修係の方の話に因りますと、平成8年度の課長代理宿泊研修は、平成9年2月25日~26日に、四条畷市のアイアイランドで行われました。出席対象者が26名で、6名欠席、20名の課長代理が出席されました。
もっと詳しいことがわからないので、「平成8年度 課長代理宿泊研修の実施について伺い書類・支出命令書」の開示請求いたしました。どんなことを研修しているのかを知りたかったためです。
このことについて今、疑問が三つあります。研修なのに、6名も欠席しています。隣の四条畷市なのに、宿泊研修です。二日間なのに、講師謝礼が、二人分で、35万円弱です。
15日以内に交付される書類を見て、疑問を考えてみましょうか。別のことも考えてみましょうか。