『朝日新聞』2008年8月7日
≪大東市の非常勤「退職慰労金」は「違法」 大阪地裁判決≫

大阪府大東市が非常勤職員に払った退職慰労金は不当な支出だとして
「市民オンブズ大東」の光城敏雄代表が起こした住民訴訟で、大阪地裁は
7日、昨年4月と8月に職員2人に支給された計約270万円を岡本日出
士市長ら幹部4人に賠償させるよう、市に命じる判決を言い渡した。吉田
徹裁判長は「条例に定めのない違法な支出だ」と判断した。

 判決によると、地方自治法は自治体職員に支出する給与や手当は条例で
定めると規定しているのに、市は非常勤職員への退職慰労金について定め
ていなかった。訴訟で、市は「要綱で定めた」と主張したが、判決は
「内部規範に過ぎない」として退けた。

 市は、非常勤職員に対して98年度からの9年間で計4343万円の
退職慰労金を支出。昨年末の提訴後、今年3月末で支出をやめ、月額の
報酬を増やした。岡本市長は「判決の内容を精査して対応を考えたい」
との談話を出した。


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