定例市議会 2011-09-27

10番 光城 敏雄 議員 (一問一答方式)

1.市長は原発事故、脱原発についてどう考えますか

① 原発立地は国策、都道府県知事の権限でもあります。しかし、都会での電力の利用者、また、日本海側の原子力発電所からそう遠くない自治体の責任者としての意見を聞きます。
原発に対する一定の考えを持っている。これからは原発から離れた自治体でも原発に対する考え方をしっかり持っておくべきであると考えるが、本市ではどのような考えを持っているか

(再質問)
② 原発に対する「賛成・反対」の住民投票を実施してみてはどうか。
たとえば、他の選挙と合わせて住民投票を行った場合、費用はどれぐらいかかるのか。
③ 市長は原発についてどのような考えを持っていますか。

2.監査委員の要望の取り扱いについて

① 監査委員が行政機関に対して、「要望」した場合、どの基準で運用するのか。たとえば、以前指定管理者の選定に関し、「審査委員の氏名、連絡先、会議録」の情報公開を求めたところ非公開という決定がされたが、その後監査委員から、市長に対して氏名の公開について検討すべきであると要望が出され、最終的に氏名が公開された例があった。当初どういう考え方で非公開としたのか。また、どういうように考え方が変わって公開としたのか。

(再質問)
② 今後同じようなことが起こらないためにどのように対応するか。
③ 監査委員からの要望という形ではなく、行政機関の中で自ら正しい方向に正すため、チェック機関を設けるとか何らかの方策を考えられないか。
④ 監査まで行かずに、行政側として、副市長段階でチェックすることが望ましい。どう考えますか。

具体的事例・・下記の要望以後、再度請求したが、非公開だった。

大東監第151号
平成23年3月25日

(市長への要望)
なお本件監査結果の決定にあたり、下記のとおり市長への要望を行ったので申し添える。

要望書

平成23年2月21日付けで提出された住民監査請求については同3月25日に棄却したところですが、監査を実施する中で下記のとおり改善することが望ましい事項があったので、検討されますよう要望します。

1現在、指定管理者選定審査委員会の市の職員以外の委員については、「大学教授」「公認会計士」「市民」などの肩書を公表し、氏名については非公表とする取り扱いが行われています。選定審査の事前および事中において、委員氏名を公表しないことは、公正かつ適正な審査を行うために適切な取り扱いであると思料します。
しかしながら選定審査が終了し、議会の議決を得た後においては、氏名を非公表にしておく特段の理由は見当りません。事後における委員氏名の公表について、検討すべき時期にあると考えます。

 

3.これからの節電について

① 市役所の取り組み
3月11日の大震災以後、節電の必要性が大きくなっている。『平成23年度だいとうエコアクションプラン』をそういった目で見直しましたか。もう少し、レベルをあげた計画に見直す必要があるのではないか。
また、小中学校の節電についてどのように取り組んでいるか。

(再質問)
② 節電に対して、実際に行った取り組みはあるか
③ 自動車通勤手当を減額して、自転車通勤手当を増額することで自転車による通勤を増やすことはできないか。また、市として自転車通勤者を増やすために何か考えられる方法はないか。
④ ウルトラクールビズの導入の導入は考えているか
⑤ ウルトラクールビズと同様に例えば、女子の夏の制服を廃止するなどは考えられないか。また、服装の自由度を高めて寒暖に対応するために、制服を廃止することはできないか。
⑥ 府内で一般家庭への太陽光発電に対する助成金を実施している市町村はどれぐらいあるか。
⑦ 本市では一般家庭に対する太陽光発電に対する助成金を考えているのか。
⑧ 学校間で電気代にバラつきがあるようだが、なぜバラつきが発生するのか。
⑨ 冬の方が相対的に電気代が高い。エアコンのほかの暖房方法により電気代を節約することはできないか。

4.選挙の投開票作業(前日の準備を含む)の人件費ついて

① 直近の府議会選挙で職員手当の総額はいくらでしょうか。総人数は何人で、一番高額(一人当たり額)はいくらになりますか。

(再質問)

② 法的に職員でなければできないものとアルバイトでも可能なものはどういったものか。また、最近の法改正でアルバイトでも可能となったものはあるか。
③ 直近の府議会選挙では、職員以外のアルバイトなどの方にどれぐらい頼りましたか(人数、金額)。また、アルバイトの賃金と職員の手当はどれぐらいの差となっているか。

5.「幸せのものさし」としての幸福度指標

行政はどこまで関与できるでしょうか。
「満足と幸福は違う」、どう数値化していけばいいでしょうか。「よかった」という共感を得るために。

東京都の荒川区では、区民総幸福度を区政の尺度として取り入れている。大東市もそういった見方も取り入れて行政を進めるべきではないか。学校の中でも同じような尺度を取り入れることはできないか。