第105回 河北市議会議長会総会並びに管外視察(780K)

議員視察シリーズです。目下のところ、ほとんどの議員視察は不要だと思っています。そうかどうかは、皆さんもこの書類を見ていろんな感想を持ってくださいませ。
一番手は河北七市の議長会です。なにしにどこへ行くのも勝手ですが、市民のお金で行っていることだけは、お忘れなく。
ここまでやってきたら(上から読んできた人にとっては)、この視察が一番先に止めていただきたいものだということと、感想を持ちましたので、いつもの一定の行動を起こさせていただきます。
PDFファイルを見ていただけたらわかりますが、この視察の日程、行き先、行った者は次の通 りです。
○日程
平成15年2月13日と14日
○行き先
沖縄県名護市役所、ひめゆりの塔、ひめゆり平和祈念資料館、首里城公園
視察合計時間、3時間10分
○行った議員
川口 志郎議員   中谷 博議員
随行者
議会事務局長 西川 昇

地方自治法第263条の3には「(知事、市長、議会の)議長がその相互間の連絡を緊密にし、並びに共通 の問題をを協議し、及び処理するため」として、「全国的連合組織」を設けたら、大臣に届け出るよう定められている。
だから、全国市議会議長会はこの法律に従った組織であり、例えばこの「河北市議会議長会」は、守口、枚方、寝屋川、大東、門真、四条畷、交野の各市が参加してその最下部組織として成り立っています。大阪府には河北部の他、南部、中部、北摂部という4っつのブロックがあり、「大阪府市議会議長会」を成り立たせています。その上は「近畿市議会議長会」と、幕藩体制さながら巨大なピラミッドを構成しています。
なお、全国市議会議長会は、全国知事会、全国都道府県議会議長会、全国市長会、全国町村会、全国町村議会議長会とあわせて地方六団体と呼ばれています。地方六団体はうえのように、地方自治法第263条の3に規定する全国的連合組織で、単なる同業者組織でも任意団体でもありませんが、一般 市民が知らないことだけに、市民から見るとおかしく見えることが多い。
そんな中で河北ブロックは、遠い遠い南の島まで飛行機でお近くの七市の議長、副議長が議会事務局長を随行させて、合計21人が集まるために行っています。すべて市民のお金、税金を使っています。
このことにつきましては、ほとんどの市民には伝えられていません。もうすでになくなった「議員野球」みたいな、市民の知られざる別 世界が存在します。
この「河北市議会議長会」は7月、11月、2月と年に三回行われ、2月開催分のみが「総会及び管外行政視察」として、遠い遠い場所にて開催されます。
平成11年度 岩手県盛岡市
平成12年度 熊本県熊本市
平成13年度 石川県小松市
そして今年度は、沖縄県名護市
年度内あとの二回はいずれも河北内のいずれかの市内市役所などで開催され、議長、副議長は事務局長に随行させ、公用車などで参加します。
なぜ、そんな遠いところへ行くのでしょうか。
明確な答えが載っている訳ではありませんが、ご興味ある方は是非、このA4にして 29枚の文書をご覧いただきたい。行った場所、滞在した時間、視察といえるのでしょうか。